BEHIND C.L.A.Y.

『C.L.A.Y.』制作ノート



「ロフト大学アニメーション研究室」の経験

 2012年4月、新宿ロフトプラスワンにて「ロフト大学アニメーション研究室」という、アニメ作家がライブで作品を作る
イベントに参加しました。その作品の中で、粘土の塊が怪物に変形するという実にクレイアニメらしいシーンを作りました。
それをきっかけに、メタモルフォーゼの面白さを改めて認識し、次回作はメタモルフォーゼを中心に据えた
実験作をちょこちょこっと作ろうと決めました。そうでもしないとゴールデンウィークを廃人として過ごす危険性もあったのでした。

ラバースーツ!カラスマスク!

 しばらく前から個人的なフェチとして、ラバースーツとカラスマスクが大盛り上がりでした。で、そういう衣装を着けた
かっこいいヒロインが活躍するバイオレンス・アクション巨編を妄想していたものの、なかなかストーリーがまとまらず悶々としていたので、
この機会を利用してキャラクターを登場させることにしました。ちなみにそのアクション巨編は現在もまだ妄想中です。いつかやる。

自由なメタモルフォーゼという恐怖

 『C.L.A.Y.』のテーマは、クレイアニメの本質である自由な変形・キャラクターの不死は実は恐怖の対象になり得るのではないか、ということです。
要は、ガンビーとかカペリートが現実世界に現れたら怖くね?ということです。『C.L.A.Y.』では正体不明の不死身の生物に遭遇した
ヒロインの、勝ち目のない絶望的な戦いを描きました。今回はごく短くなりましたが、今後も引き続き追求していきたいテーマです。

ノイズ音楽

 これはまだ聴き始めて間もないのですが・・・。『C.L.A.Y.』を作っているときの頭の中でのサントラはSPKの『Day of Pigs』という曲でした。
いつか自分でもかっこいい曲を作って作品に生かしたいものです。(今回も気持ちだけトライしてます)



正体はクレイトゥーン、黄色。
撮影前のイメージショット


シルエット
照明をいろいろ試します



ガッツポーズ

ここから3枚は連続写真。こういうアングルでも撮りましたが没にしました

これだとC.L.A.Y.視点になって怖さが薄れるかなと思いました。
ジャムった?!


倒れているシーンのリハーサル
初めは目を閉じていました

リハーサル合間の休憩
打ち合わせ中の二人。

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