Crazy Clay Wrestling

(2007年/6分21秒)

 作品をご覧くださってありがとうございます。
 今回のテーマはプロレスです。豪快な投げ技や打撃の応酬、めまぐるしい攻防、見るからに痛そうな命がけの場外乱闘、分かりやすい身振りで繰り広げられる心理戦、必殺のローブロー(金的打ち)、なかなか決まらないフォール、そしてもはやこれまでと思われたときギリギリのギリギリでフォールを返す、カウントは2.99999・・・・・。技を受ける方はもちろん、技をかける方も体力を大幅に消耗し、試合の終盤は両者共にフラフラ、あとは気力と根性の勝負。そんな熱いプロレスの世界をクレイアニメで表現してみました。


撮影開始の前。顔がちょっと変。



今回はニック・パーク(『ウォレスとグルミット』)に習って、いろいろな口のパーツをあらかじめ用意しておきました。
撮影時はこれらを付け替えるだけでよいので作業が随分と楽になりました。今後もこの方法で行こうと思います。


撮影の合間。粘土の油がセットに染みつくのを防ぐために、紙を敷いておきます。


今回最も大変だった、宙に浮く表現。基本的にはつまようじと竹ひごで下から支えて、場面によってはミシン糸で上から支えます(上のパワーボムの写真に糸が見えます)。後でこれらを「ペイント」で消していく作業が実に大変なので、人形の後ろから支えるなどの工夫をしてなるべく画面に映らないようにしたかったのですが、撮影をするうちにあれこれ考えるのが面倒くさくなって結局つまようじや竹ひごが前面に出てしまいました。なので後でとてもしんどいことになりました。


作者の手


ワン・ツー・スリー。最初はレフェリーを作ることも考えたのですが、動かすのが大変そうなので数字だけにしました。
次はレフェリーにも挑戦したい。


お疲れ様でした

また会いましょー!


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